チャイまとめ
ブルガリのオムニア(元祖)、さらさらマサラティーに上品ホワイトチョコレートのとっても良い香りでしたが、あっという間に廃盤になってしまった。悲しい。
あれに代わる香りは今のところ、ありません。でも、チャイっぽい香りの香水はたくさん世に出回っております。
めっきり寒くなった昨今、立て続けにチャイっぽい香水を試す機会があったので、数は少ないですが、記録しておきます。
- 甘さ:表題の通りでございます。
- 辛さ:表題の通りでございます。スパイス度なのかしら。
- チャイ度:本物のチャイにいかに近いか、ではなく、香り全体に占めるチャイの割合でございます。
下記のほかにもチャイ香あれば追記予定です。求む情報。
バスティーユ(Bastille)
ドゥマン プロミ(DEMAIN PROMIS)
トップ|ベルガモット、シナモン、カルダモン
ボディ|ローズ、ラベンダー、セージ、ミルク
ベース|パチョリハート、カシュメラン、トンカマメ、サンダルウッド、ベチバー
甘さ:★★★☆☆
辛さ:★★☆☆☆
チャイ度:★★☆☆☆
チャイっぽいと噂の香り、ちょうどサンプルが当たったのでお試し。
ムエットだとラベンダーが目立ち、スパイスとあいまって意外なほどメンズライクな香りで面喰らいます。
ところが肌に乗せるとこれが様変わりして、立ち上がりからフィグ(なんて入ってないよな…)のようなグリーンまじりの、あるいはサンダルウッドの、クリーミーさが目立ちます。
うーむ。私はムエットの香り方のほうが好きかも。
で、チャイ的な意味ではシナモン&カルダモンが立ってるよっていう程度で、個人的にはそこまでじゃななかったです。
アッサムやセイロンなどのお茶の要素もわからず、チャイ度は低め。暖かい季節にまた試してみたいかも。
でも、全体に優しい香り立ちで甘さがちょうどよく、とっても癒し系の良い香りですよ。
バルチ(Baruti)
チャイ(CHAI)
トップ|シナモン、クローブ、ジンジャー、カルダモン、ペッパー
ボディ|ブラックティー、スチームミルク、ココア、ローズ
ベース|バニラ、ムスク、レザー
甘さ:★★★☆☆
辛さ:★★★★☆
チャイ度:★★★★★
これは攻めの香り、もはやスパイスの暴力。嗅ぐだけで葛根湯は必要なさそうな程度に身体温まりそう。
チャイの名を冠し、チャイの香りを再現したと堂々公言しているだけあってチャイ度はもちろん高い。
終盤にかけて意外と甘さが出てきて大団円感がすごいです。
こちらで感想書きました。
bdk パルファム(BDK Parfums)
グリ シャーネル(GRIS CHARNEL)
トップ|フィグ、ブラックティ、カルダモンエッセンス
ボディ|アイリスアブソリュート、バーボンベチバー
ベース|サンダルウッド(インド産)、トンカマメアブソリュート
甘さ:★★★★★
辛さ:★☆☆☆☆
チャイ度:★☆☆☆☆
チャイというよりミルクティー、それもキャラメルなどのあまあまミルクティー系の香りです。フィグが終始、あとラストにかけてのサンダルウッドがバチクソ目立ちます。
ミルクティーがカルダモンと温かく混じり合い、ニュアンス程度にチャイっぽくも感じられます。
甘いばかりではなく陰があってセクシーだけど、私にとっては少し、気分や体調を選ぶ香りでもあります。
こちらで感想書いてます。
ラルチザン パフューム(L'ARTISAN PARFUMEUR)
ヴェネナム(VENENUM)
香調:ウッディ スパイシー
主な香料:マサラチャイティー、ライス、サンダルウッド
Venenum=ラテン語で「ポイズン(毒)」の意味
甘さ:★★★☆☆
辛さ:★★★☆☆
チャイ度:★★★☆☆
簡略化されたノートが「主な香料」として周知されているわけですが、そのほかにもしっかりと芯がありつつ透明度の高いフローラル等が中心にいて、なんかもう「美しい」とか「華麗」とかいう表現がぴったりなんですよ。いや本当に、ボタニックシリーズの完成度やばくないですか。
ライス、というのも一体何なんだと思いきや本当にライスなんですよね。温かくてほんのりと甘い。これが作品に強い個性を与えつつ、イヤらしくない。「変」じゃない。さすがです。
チャイはしっかり、でもとってもさりげなく、力の入ってない雰囲気で香ります。
次にフルボトル買うならコレだよなー。と思っています。