ムスカラ ジャスミナム / フエギア1833
ムスカラシリーズは基本的に避けていた。フェロジェイが薄味すぎてムカついたので。
しかし、どことなくハセタツに雰囲気が似ている男性店員さんに勧められてしまった。
ハセタツに雰囲気が似ているなら仕方ない。勧められるまま表題のフラスコを嗅ぎ、
フーン…とか思って、さらに勧められるままプーラを試香したら、アッサリKO、試合終了。買いました。
フエギア1833(Fueguia1833)
ムスカラ ジャスミナム(Muskara Jasminum)
Type:PURA ESENCIA
Launch:2017年
Perfumer:Julian Bedel
Notes:フェロモン、ジャスミン
肌に乗せ指で馴染ませると、求めていた「ほどよい」インドール臭が飛び込んできて
ああコレ!コレコレ!コレですよ!というお気持ち。
とともに、生々しく甘く、濃厚なジャスミンの香りが、
いかにもプーラらしい、熟し切ったバナナのようなフルーティさを伴って芳醇に香ります。
このあたりが私のKOポイントでした。
※後日、サンプルでEDPのジャスミナムもあらためて試してみましたが、
やはりここのあたりの芳醇さ、特に完熟フルーツ感には少々欠ける。
いや、それでも十分、良い香りですけど。
その後はしばらく、先のケモノのようなクサみを引きずりつつ、生々しいジャスミンが続きます。
セクシーというか、オリエンタル香ってわけじゃないけどオリエンタルなイメージの、
ギラギラゴテゴテしたゴールドのアトマイザーに入れたい雰囲気のジャスミン香。うーん、好き。
時間を経ると、クサみを静かに引きずりつつも、
ほんのり甘いムスク的な香り(フェロジェイ?)が下の方に出てくるのですが、
他にはほぼ何もないに等しく、良くも悪くもジャスミンだけが香るジャスミン香です。
フエギア臭もありません。
で、香気としてムンと香る持続力としては、そんなに強くはない部類と思われます。
乗せた箇所に鼻を近づければ、長いこと静かに香っているのですが。
それでいて、あ、消えた?…と思っていたら、急にまたムワっと香ってきたりもする。謎。
まあ、なんでもいい、求めていたジャスミン香にかなり近い香りだから買っちゃう。
クッソ高いけど買っちゃう。
店員さんありがとうございました。
なお、ハセタツとはサッカー選手です。