嗅覚が鈍い

嗅覚が鈍いです

ユルーペ / フエギア1833

今回、発売日にお店には行けませんでしたが、
サンプルが注文できたので、さっそく試しました。

そしたら、Twitterにも書いた通り、なんか好きな香りだったので、
さっさと記事にしようと思いました。

ただ、そのとき私は就業後、腹をすかせたままジムのプールでしこたま泳ぎ、
その足で自宅最寄り駅の宅配ロッカーに届いたサンプルを受け取り、
もう夜なのにまだまだ蒸し暑い中を、疲労で不安定な足取りで家まで歩きながら、
ゴソゴソとサンプルを開封して試した…という、なんとも美しくない、
どうしようもないシチュエーションであったことを周知いたします。

ユルーペ(Yrupé)/ フエギア1833(Fueguia1833)
launched:2020
Main Olfactory Family:Fruit
Secondary Olfactory Family:Green
Tonic note:Papaya
Dominant note:Guava
Sub Dominant:Paramela

第一印象として、フエギアの中では、かなりわかりやすい方の香り。
公式のテキストから想像できる、その通りの香りと思っていただければそう遠くはなさそうです。

パラグアイオニバスはイベラ湿原の特定の花。
年に一晩だけ香りを放ち、温度を上げて香りを広げ、
花粉の媒介者を誘引する。
ヘッドスペース法のおかげで得ることができた芳香性分子は、
パパイヤ、マンゴー、パイナップル、グアバのような花の香り

ちなみにパパイヤはまだともかく、グァバの香りは私、わかりません。
パラメラ、という植物(?)の香りもわかりません。
それでも、ざっくりと「南国っぽいフルーツの香り」という理解で問題なし。そういう香り。

ところで、フエギアでトロピカルフルーツといえばンブクルジャー。
ユルーペはンブクルジャーと似てるな~と思ったので、
帰宅後、左手にンブクルジャー、右手にはユルーペをつけて、あらためて比べてみました。

両者、「夏っぽいトロピカルフルーツのおいしそうな香り!」という括りでやっぱり似ている、
とは思ったのですが、ンブクルジャーのほうがより甘く、
砂糖というか、お菓子っぽさに近いです。

どちらもフエギアらしいグリーンな香りは感じるのですが、
ユルーペのほうがよりそれが強く、清涼感・爽快感があります。

で、そのまま、あまり変化することなくずっと続く点も両者、同じです。
ただ、とにかく私としてはユルーペのバランスの方が絶妙にツボで、
ンブクルジャーも好きなんだけど、フルボトル購入には至らなかった、
その理由がここであらためて浮き彫りになる形に。

ユルーペと比べてみると、ンブクルジャーはちょっとベッタリと甘すぎるんですね。私には。
ユルーペは甘さは抑えめなんだけど、ああこれはトロピカルフルーツだー!と、
おそらくどんな人でもしっかり認識できるような、そういう香りがしっかりしていて、
熟しきるちょっと前を感じさせるような青み、少しの苦みもあって、
そしてテキストにもある通り、ちょっと花っぽくもあるんですよね。

このバランス、たいへん好みです。
人それぞれ、好きなバランスというのがあると思うのですが、
私にはこのバランスがとても好ましいです。

ええ、これはちょっとほしいです。
でも、私の勘によると、これはプーラ映えするタイプの香りな気がします。

そう、これはプーラを試さなければいけない…

そういうわけなんで、
私はたぶんまた近いうち、店舗に足を運んでしまうのです。