ネグス / フエギア1833

発売日当日にサンプルが余裕で買えたので、試してみました。
ユルーペ同様、水泳後にヨロヨロ歩きながらではありますが…

ネグス（Negus）/ フエギア1833（Fueguia1833）
Launch：2020年
Main Olfactory Family：Wood
Secondary Olfactory Family：Aromatic
notes：オポポナックス、フランキンセンス、グレープフルーツ

USヒットチャート系のシーンとかヒップホップとか全然わからないので、
ヤシーンベイとのコラボがどういう意味を持つのかについては把握しておりません。

まずは、キャップを開けてサンプルボトルからそっと嗅いでみますが
あーフエギアフエギア、と安心するあの「フエギアグリーン」がメインで香る。
ちょっとだけフルーティ。

で、フエギアによくある独特のお酒っぽい香りとか、
金属っぽい火薬のような香りが私は苦手なのですが、
そのあたりは感じられません。

と、第一関門は突破したので、ボトルからわりとドッサリと出して、手首につけてみました。

まずはフルーティというか、苦みの少ないグレープフルーツが前面にいるように感じます。
うーん、さわやか。そしてその後、すぐに花開く酸味…なにこれ？

もしかしたらフランキンセンスの一部を感じ取って
「酸味」とだけ認識しているのかもしれないのですが、
ちょっとタチの悪い唾液っぽい気もしてここは苦手かも…

と思って意気消沈したのも束の間、それはまたすぐに消え去ってしまい、
シダーっぽいウッディと本当に控えめ～な甘さ（オポポナックスの一部）、
そしてフエギアグリーンの和音に落ち着きます。このあたりからはとっても好き。

香り立ちはそんなに強くないですが、
フエギア慣れしている人にとってはまったくもっておなじみのあの香りとなって、しばらく続きます。
なお、フエギア臭のうち「ミルクのような甘さ」はほぼゼロです。

香りそのものはまさにAromatic Woody。ボトルを買うかといったらウーン…ってなる
（ほかにも似たような香りがフエギアには色々あるような気がする）けど、
フランキンセンス＆ミルラ（オポポナックスだけど）がいることで、
自分の中ではちょっと呪術的な印象…というと大げさですが、
「祈り」の意味合いを感じる作品でもあります。