嗅覚が鈍い

嗅覚が鈍いです

まだ沈丁花の季節じゃないです

もう先々週のことになりますが、
都心のあまりキレイではない路地裏で、ふわっと一瞬だけ沈丁花が香りました。

ちょっと、時期的に早すぎないか?と思いつつ振り返ると
白花タイプの清楚な沈丁花が、こじんまりと植えられていました。

日本の街中で、ふわっと漂ってくる香りで季節を感じられる花の二大巨頭は金木犀沈丁花、と勝手に思っているのですが、
金木犀の香りの香水はそれなりに出回っているのに対し、
沈丁花はわりとマイナーです。

グリーンな香り好きなので、私は金木犀より沈丁花の香りが好きなんですけど、
どうやら精油がとれないらしいです。

検索でヒットする沈丁花の香水といえば、まずは「沈丁花(武蔵野ワークス)」。

トップ:ローズウッド、ネロリ、レモン
ミドル:沈丁花、ローズ、ジャスミン
ボトム:沈香、ムスク、etc

正直ナメてかかってたのですが、私はこれ好きです。

ちとレモンが強いフレッシュな香りだけれども、
リアルな生花というよりは、少々大味な沈丁花「風」。
単純に好みとして、こういうシンプルなアロマな香りはそれはそれで、好きです。

香り持ちはとても短く、せいぜい30分くらい?
香水というより、リフレッシュ用みたいなものと思った方がいいかもです。

私は上海灘(Shanghai Tang)のジンジャーフラワーというルームスプレーがとても好きなのですが、
それとちょっと似た印象の香りでもあります(もっと複雑で奥行きがありますが)。

企業理念として掲げている通りの、多くの日本人に愛される香りと思います。

次に、「ジュエモン 花(香十)」。

香りの詳細は明かされていませんが、
やはりもろもろ組み合わせて沈丁花を表現した香り。

トップでは、何か植物らしいエグみに近い香りまで、しっかり表現されています。
鼻を近づけて生花の香りを嗅いたときの。

とてもリアルですが、ここがもしかすると苦手な人は苦手かもです。
逆に、好きな人にはたまらないと思います。

ミドルにかけてはエグみが消え、道端でふわっと香る
あのおなじみの沈丁花の香りに変わっていきます。かなりリアルな香り。
変に香水らしいムスクやらなにやらという香りはなくて、
最後までしっかり沈丁花の香りで、そのわりに持ちます。

公式サイトではムエットのお取り寄せも可能みたいです。

で、あからさまに沈丁花の名を冠する香水ってこれくらいしか見当たらなかったんですけど、
ティーブレイク(アールフレグランス)なんかも、わりと沈丁花に近いと思いました。
ふわっと香ってくるほうの香りですが。

qfr.hatenablog.com

ほかにもあったら教えてほしい。