嗅覚が鈍い

嗅覚が鈍いです

尽きないウード雑談

過去記事で、「ウードの香水」について大きな勘違いをしていた、ということについていろいろ書いたのですが、
私はまだ、大きな見落としをしておりました。

そもそも、私は肝心の「中東のウード香」を嗅いでおりません。

例外的に、ASQのウードの香油は嗅いでみましたけども、
本日2020/3/6時点で、中東で使用されているバフールだとか、
ウードを燃やしてみるだとか、香油に浸して燃やしてみるだとか、
そういったものを体験してみてはいないわけです。

したがって、先の記事においても
「中東ではかなりダイナミックにウードを燃やして煙がモクモクするんだな」とか、
「香油にチップをつけて燃やすから、ウードだけじゃなくフローラルとか、いろんな香りがするんだな」などと
新しく得た知識から生じる推測のみで、ある程度納得していた、ということになります。

私と逆で、中東のウードに詳しい方が
私と同じ、「ウードを謳う香水なのにウードの香りがしない場合がある」というような疑問をツイートしておられたのを目にして、
同種の疑問を抱く人がいたという事実への安堵を感じるとともに、
上述の見落としに(いまさらながら)気づき、それでいて、さらに「香水界のウード」を興味深く感じるのです。

よーしパパ、バフール取り寄せちゃうぞー。

なお、香水で広く使用されているウードの「香料」を購入し、嗅いでみたことはあります。
これはまさに、ASQの香油に近いといえば近い、もう少し素朴な印象の香りでした。

念のためですが、ウードの香料だって別に1種類しかないわけじゃなく、
いろんな香料会社がいろんなウード香料を製造・販売しているわけです。
私が嗅いだのはそのなかでも、ウードの「精油」にもっとも近いナチュラルな香り、と説明のあったものです。

とにかく、苦手意識の強かった「ウードの香水」を大量に試してみることで
「香水界でいうウードの香り」というのはこういうことか、ということはわかってきたとともに
なぜだか苦手意識も薄れてきたので、
今後はさらに別の香料や、中東のガチのウード、バフール、色々試してみたいところです。

とともに、日本の伽羅・沈香もとっても良い香りなので、いろんな方に嗅いでほしいな~と思います。