嗅覚が鈍い

嗅覚が鈍いです

ドン ジョヴァンニ / フエギア1833

コイツが肌に触れた瞬間にたまげたね。シベット!こいつは私のトラウマ、シベット!!!!!!

なにしろ、フエギアというのは愛好者が多いわりに、情報というかレビューは少ないです。
現時点での公式としては

フエギア1833(Fueguia1833)
ドン ジョヴァンニ(Don Giovanni)
Launch:2018年
Olfactory Family:Musk,Intimate
Perfume Chord:Musk,Ambar,Jasmine

とのことで、おやおや、私の大好物ばかりで構成されている、これは…とサンプルをお取り寄せしたんですけど、
いきなりシベット。聞いてないよ。
トップの直球すぎるシベットがだんだん落ち着いてくると、下にいたアンバーらしき甘みが出てきて良い感じになります。
そしてまたすぐに、なんだか少しウードっぽいような、木の香りが出てきます。
渋めの、少し燻製感のある香りで、かなりしっかりと香ります。
たぶんこのあたりがミドルで、この木の感じが落ち着いてくると、いよいよ美しいフローラル。

それはローズのようにも感じられる(たぶん先の木っぽい香りのせい)のですが、
寄り添うように香る甘いジャスミンは、いかにもフエギアらしいキレイ系のジャスミン

ラストにかけては、お決まりのフエギア臭がいつものように、ほんのりと出てきます。
フエギア臭の中でもグリーンはかなり弱め、ミントとバターっぽい甘いムスクが前面に出たバランスでほんのりと。
全体には、「きれい」な香りだと思います。冒頭のシベットだけは要注意なんですけど。お好きな人にはたまらないことでしょう。

私としても、わりと好きな香りで好印象なんだけど、
こういう香りだったら別にフエギアである必要はないかな…と思ってしまったので、購入は見送りました。
こうなると、やっぱり私にとって、フエギアの真骨頂はフエギア臭そのものを構成する要素でもあるグリーンとグルマンなのかも。
フローラルにあまり拘らないほうが、ベストフエギアに出会えそう。という気がしました。