嗅覚が鈍い

嗅覚が鈍いです

ウード27 / ル ラボ

この香水についてインターネッツで下調べしていると

強烈なアニマル臭!!!!!!
獣そのもの!!!!!!
クサい!!!!!パねえ!!!!!!!!!

などと散々言いつつも、それでも自分はこれが好きなんだ、というような
同じような内容の記述を散見するので、俄然興味がわきました。

ウードを謳う香水ってだいたいが
「アニマル臭」といわれるものと組み合わされていて、
そのせいか何なのか、私は苦手意識が強いのですが
そこまで言われると逆に興味が…

というわけでさっさとサンプルを購入し、恐る恐る試してみたのですが
いや、さすが嗅覚が鈍いだけあって、
クサいとかケモノとかいった印象は全く受けませんでした。
なんで?サンプルだから?

…考えてみたら、ケモノ臭って何なんだ?
私はその香りを正確に知っているだろうか?
要は動物園のようなニオイのことかと思っていたけど、
皆が言っているケモノ臭とは、もしかして違うのだろうか。

というわけで今度、シベットとかカストリウムとか
そのあたりの香料を購入してみようと思います。

関係ないけど、夜に御徒町駅で下車すると
かなりの高確率でソラマメのようなイヤなニオイがしますね。
あれは何なのでしょうか。

ウード27はいわゆるオリエンタルで、
「ウード香とされている香水のウードの香り」が背骨となってはいますが、
他の類似の香水と違うと私が感じた点は、
少し金色というか、琥珀色というか、そのあたりの色の温度感、
あたたかみのようなものを感じさせる要素が少し強めに入っていて、
それはウード香料ではない何かであるというところ。

ほんのり甘いハチミツ感?樹脂のアンバー感?か何かのように感じられ、
それが強めに感じられるところ。

フーン、と思ってそのまま何時間か過ごしましたが、
不思議と何度も何度も、何度も何度も何度もスンスン嗅いでしまう。

これって、俗にいう病みつきというやつなのでは…?
そこらへんがアニマルの威力なのか…?

そしてさらに時間が経つと、
大好きな(ウード以外の)各種ウッドが強めに出てきます。
ちょっとしたさわやか感すら感じます。

もしかして、私これとても好きなのでは…?

とはいえ、大瓶を購入する勇気はまだ出ません。
だって私がわからないだけで、
周囲の人は臭いって思うかもしれないじゃないですか…

ル・ラボ(Le Labo)/ ウード27(OUD 27):2009年
アガーウッド、アトラスシダー、インセンス、パチュリ、ブラックペッパー、サフラン、ガイアック、他20種
調香:Vincent Schaller